「最近つまずくことが増えた」「家の中で転んでしまった」——そんな心配はご家族にとっても本人にとっても大きな不安です。今回は高齢者の転倒がなぜ起きやすいのか、そして施設ではどのような環境や安全対策で防いでいるのかを、わかりやすくご紹介します。
なぜ高齢者は転倒しやすいのか
年齢を重ねると、筋力の低下やバランス感覚の衰え、視力の変化など、体にさまざまな変化が起こります。こうした変化が重なることで、これまで問題なくできていた「歩く」「立ち上がる」といった動作でも、思わぬ転倒につながることがあります。
特に旭川市のような雪国では、冬場の外出時だけでなく、室内でも注意が必要です。厚着による動きにくさや、玄関周りの雪の持ち込みで床が滑りやすくなることもあります。また、暖房の効いた部屋と廊下の温度差で体がこわばり、動作が鈍くなることも転倒の一因です。
転倒は、骨折や寝たきりのきっかけになることも少なくありません。だからこそ「転ばない環境をつくること」が、健康で自立した生活を続けるうえでとても大切なのです。
施設で行っている環境面の安全対策
住宅型有料老人ホームでは、転倒を防ぐためにさまざまな工夫を施しています。当社が運営する「うらら」「セラヴィ豊岡」でも、次のような環境づくりを心がけています。
- 手すりの設置:廊下やトイレ、浴室など、立ち座りや移動が多い場所に手すりを設け、体を支えられるようにしています。
- 段差の解消:床の小さな段差はつまずきの原因になるため、できる限りフラットな設計にしています。
- 滑りにくい床材:水回りなど濡れやすい場所には、滑りにくい素材を採用しています。
- 十分な明るさ:夜間でも足元が見えるよう、廊下やトイレに人感センサー付きの照明などを取り入れています。
こうした環境は「特別なこと」ではなく、日々の暮らしのなかで自然と安全が守られる仕組みとして整えられています。
職員による見守りと日常のサポート
環境を整えるだけでなく、人による見守りも転倒予防の大きな柱です。職員は入居されている方一人ひとりの体の状態や生活のリズムを把握し、無理のない動きをサポートします。
たとえば、立ち上がりの際にそっと手を添えたり、体調が優れない日には移動に付き添ったりと、その日の様子に合わせた対応を行います。また、履き物が合っているか、杖や歩行器が正しく使えているかといった細かな点も日常的に確認しています。
「見守られている」という安心感は、本人が焦らず落ち着いて行動できることにもつながり、結果として転倒のリスクを減らしていきます。
ご家庭でもできる転倒予防の工夫
施設への入居を検討されている間も、ご自宅でできる対策があります。まずは、床に置いた新聞や電気コードなど、つまずきやすいものを片づけることから始めてみましょう。
- スリッパは脱げやすいため、かかとのある室内履きに変える
- 夜間のトイレに向かう通路に足元灯をつける
- 無理のない範囲で足腰を動かす習慣をもつ
旭川の冬は外出が減りがちですが、家の中で軽く体を動かすだけでも筋力の維持につながります。小さな積み重ねが、大きな安心を生みます。
まとめ
高齢者の転倒は、環境の工夫と日々の見守りによって、多くを防ぐことができます。安全に配慮された施設は、本人だけでなくご家族にとっても大きな安心につながるものです。
「うらら」「セラヴィ豊岡」では、旭川の暮らしに寄り添った安全な環境づくりに取り組んでいます。施設のご見学や、住まいと介護をまとめてご相談いただける不動産のワンストップ対応も可能です。転倒予防や住み替えのお悩みは、ぜひ合同会社きぼうへご相談ください。