「まだ大丈夫」「もう少し自宅で」――そう思いながらも、認知症の親御さんの介護に心も体も疲れていませんか。この記事では、自宅介護の限界サインと、施設入居を考えるべきタイミングを、旭川市で老人ホームを運営する立場からお伝えします。
「自宅で介護を続けたい」という思いと現実
認知症の親御さんを介護されているご家族の多くが、「できる限り自宅で」という強い思いをお持ちです。住み慣れた家で暮らすことは、ご本人の安心につながりますし、ご家族としても「施設に入れるのは申し訳ない」という気持ちを抱きがちです。
しかし、認知症は少しずつ進行していく病気です。最初は物忘れ程度だったものが、やがて夜中に外へ出てしまう「徘徊(はいかい)」や、昼夜が逆転する生活、火の消し忘れなど、命に関わる場面が増えていきます。旭川市の冬は氷点下が続き、外に出てしまえば命の危険もある厳しい環境です。「自宅が一番」という思いと、安全を守れるかという現実の間で、多くのご家族が悩まれています。
自宅介護の「限界サイン」を見逃さないで
では、どんなときに「限界かもしれない」と考えればよいのでしょうか。次のようなサインが見られたら、一度立ち止まって考えてみてください。
- 介護しているご家族が眠れない、または睡眠を細切れにしか取れない状態が続いている
- 目を離すと徘徊してしまい、常に見守りが必要になっている
- 排泄(はいせつ)の失敗が増え、入浴や着替えの介助が一人では難しくなってきた
- 介護している方自身が体調を崩したり、気持ちが沈んだりすることが増えた
- 火の始末や薬の管理など、放置すると危険なことが起きている
特に大切なのは、「介護しているご家族が限界を感じているかどうか」です。ご本人の状態だけでなく、支える側が心身ともに疲れ切ってしまう「介護疲れ」は、共倒れにつながりかねません。無理を続けることが、必ずしもご本人のためになるとは限らないのです。
施設入居は「あきらめ」ではなく「新しい選択」
施設への入居を、「介護をあきらめること」「親を見捨てること」と感じてしまう方は少なくありません。しかし、専門のスタッフが24時間見守る環境に移ることで、ご本人がより安全で穏やかに過ごせるようになるケースはとても多いのです。
私たちが旭川市で運営する住宅型有料老人ホーム「うらら」や「セラヴィ豊岡」では、認知症の方お一人おひとりのペースに寄り添った暮らしを大切にしています。ご家族が介護から少し解放されることで、面会に来たときに笑顔で接する余裕が生まれ、かえって親子の関係が良くなったというお声もいただきます。施設入居は「終わり」ではなく、ご本人とご家族の双方にとっての「新しい暮らしの始まり」なのです。
入居のタイミングは「少し早めの相談」がおすすめ
施設探しは、実は「限界が来てから」ではなく、少し早めに情報を集め始めることが大切です。認知症の進行や体調の変化は急に訪れることがあり、いざというときにすぐ入居できる施設が見つかるとは限りません。事前に見学をしたり、費用や雰囲気を知っておくだけでも、心の準備が大きく変わります。
また、施設入居を考えると、それまで住んでいたご自宅をどうするか――売却するのか、賃貸に出すのかといった悩みも出てきます。合同会社きぼうの代表・髙嶋裕紀は不動産業(ハウスドゥ澄川)も営んでおり、介護と不動産の両方をまとめてご相談いただける点が私たちの強みです。「施設のことも家のことも別々に相談するのは大変」という方に、ワンストップで寄り添います。
まとめ――一人で抱え込まないでください
認知症の介護は、正解のない長い道のりです。「自宅の限界」を感じることは、決して恥ずかしいことでも、親不孝でもありません。大切なのは、ご本人とご家族の双方が安心して暮らせる方法を、早めに一緒に考えていくことです。
旭川市で施設入居のタイミングや自宅の今後にお悩みの方は、介護と不動産の両面からサポートできる合同会社きぼうへ、どうぞお気軽にご相談ください。まずはお話を聞かせていただくことから始めましょう。