介護保険を使いたいけれど、「施設サービス」と「居宅サービス」の違いがよく分からない――そんなお悩みをよく耳にします。この記事では、旭川市で老人ホームを運営する立場から、両者の違いと上手な活用方法を、できるだけやさしくお伝えします。
介護保険サービスは大きく2種類に分けられます
介護保険で受けられるサービスは、大きく「施設サービス」と「居宅サービス」の2つに分けられます。名前だけを見ると難しく感じるかもしれませんが、考え方はとてもシンプルです。
施設サービスとは、その名の通り「施設に入居して受ける介護」のことです。代表的なものに特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)があります。一方の居宅サービスは、「ご自宅など、住み慣れた場所で暮らしながら受ける介護」を指します。訪問介護(ホームヘルパー)やデイサービス、ショートステイなどがこれにあたります。
つまり、「どこで生活の拠点を置くか」が大きな分かれ道になるのです。
施設サービスの特徴とメリット
施設サービスは、24時間体制で介護職員や看護職員がそばにいる安心感が最大の魅力です。食事や入浴、排せつの介助はもちろん、体調の急変にも対応できるため、介護度が高い方やご家族が遠方に住んでいる場合に向いています。
ただし、特別養護老人ホームは原則として要介護3以上の方が対象で、入居を希望する方も多く、順番待ちになることも少なくありません。旭川市内でも同様の状況が見られます。
「特養はまだ入れないけれど、自宅での介護は難しくなってきた」――そんなときに選択肢となるのが、私たちが運営する住宅型有料老人ホーム「うらら」や「セラヴィ豊岡」です。こうした住宅型の施設では、お住まいになりながら必要な居宅サービスを組み合わせて利用できる仕組みになっています。
居宅サービスの特徴と柔軟な使い方
居宅サービスの魅力は、なんといっても「住み慣れた環境で暮らし続けられる」ことです。主なサービスには次のようなものがあります。
- 訪問介護:ヘルパーが自宅を訪れ、身体介護や生活援助を行う
- 通所介護(デイサービス):日中に施設へ通い、食事や入浴、レクリエーションを楽しむ
- 短期入所(ショートステイ):数日〜数週間、施設に泊まって介護を受ける
- 福祉用具のレンタル・住宅改修:手すりの設置や車いすの貸与など
これらは自由に組み合わせられるのが特徴で、たとえば「平日はデイサービス、時々ショートステイ」といった使い方も可能です。ご本人の状態やご家族の負担に合わせて、柔軟に調整できるのが大きなメリットといえます。
「住宅型有料老人ホーム」という第三の選択肢
ここで知っておいていただきたいのが、住宅型有料老人ホームの位置づけです。分類上は「居宅」となり、お住まいになりながら訪問介護やデイサービスなどの居宅サービスを利用します。
施設のような安心感がありながら、必要なサービスだけを選んで使えるため、費用面でも柔軟に対応しやすいのが特長です。「特養の順番を待っている間」「自宅と施設の中間がほしい」といったご家庭にぴったりの選択肢です。旭川の寒く長い冬も、暖かく見守りのある環境で安心して過ごしていただけます。
まとめ:わが家に合った活用を
施設サービスと居宅サービスは、どちらが優れているというものではなく、ご本人の状態やご家族の状況に合わせて選ぶことが大切です。介護度、費用、暮らしたい場所――さまざまな要素を整理しながら、最適な組み合わせを考えていきましょう。
「どのサービスが合うのか分からない」「介護と住まいの両方を相談したい」という方は、ぜひ合同会社きぼうへご相談ください。介護と不動産の両面から、皆さまのこれからの暮らしをワンストップでサポートいたします。